簡潔!【中国語「过」の使い方】わかりやすく解説!

文法

中国語の「过」について、本記事では日中ハーフの筆者が中国人の妻の監修の下で、わかりやすく解説していきます。

中国語「过」の使い方

中国語「过」の意味:経験(~したことがある)

「过」は動詞の後ろにつきます。稀に形容詞の後ろにもつきます。

例文1:我去中国。(中国に行ったことがある)

例文2:这里曾经发生事故。(ここでは事故が起きたことがある)


例文3:我以前瘦,但又长胖了。(昔は痩せたことあるけど、また太った)

否定文の場合は、動詞の前に「没有/没」がつきます。

例文1:我法国菜。(フランス料理を食べたことがない)

例文2:听说你没有筷子。(君はお箸を使ったことがないらしいね)

疑問文も肯定文と同じく、「过」は動詞の後ろにつきます。

例文1:你看海贼王吗?(ワンピースを見たことがある?)

例文2:你来日本吗?(日本に来たことはある?)

「过」と「了」の併用も可能。

経験を表す「过」と語気助詞の「了」は併用することができます。「了」は完了を表す文法というイメージが強いですが、この場合の「了」は話し言葉におけるただの語尾です。

例文1:这部电影,我很久以前就看过了。(この映画、すげー昔に見たことあるよ)

例文2:你怎么今天才回我消息,我都给你打电话。(何で今日になってやっと返信くれたの。電話もしたのに)

中国人の挨拶!「ご飯食べた?」

例文:你吃饭了吗?—吃了。(ご飯食べた?—食べたよ)

中国人は挨拶代わりとして、相手にご飯を食べたかどうかを聞きます。その返しとしての「我吃过了」は慣用表現になっています。日本人からしたら、この場で経験の「过」を使うのはおかしいと思いますが、よく考えると数分前の出来事も経験と言えなくもないです。ややこしいので、慣用表現として覚えましょう。

kijima
kijima

否定する場合は、「还没吃(まだ食べてない)」と言えばいいですね。

最後に

経験を表す「过」ですが、「我吃过了」など、日本人から見たらちょっと不思議な使い方もあるので、注意が必要です。自分でもたくさん使って、慣れる必要があります。この記事が皆さんのこれらの使い分けの理解に少しでも役に立ったら幸いです!

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