簡潔!【中国語「才」の使い方】基礎編と上級編に分けて、わかりやすく解説!

文法

「才」は豊富な使い方で中国語学習者を悩ます文法です。しかし、必ずマスターしなければいけない文法でもあります。本記事では日中ハーフの私が中国人の妻の監修の下で基礎編と上級編の二段階に分けて、わかりやすく解説していきます。

「才」の使い方☆基礎編

「才」の使い方☆基礎編

・やっと(行動が遅い)

・ばかり(行動が起こってすぐ)

・[慣用表現]~だけが~できる

やっと(行動が遅い)

例文1:都十点了,你怎么来啊。(もう十時だよ。なんでこんな遅くに来たの)

例文2:听说任天堂的新游戏,明年夏天上架。(ニンテンドーの新しいゲームは、来年の夏にやっと発売されるらしい)

話し手から見て、行動や物事の発生が遅いことを表します。

ばかり(行動が起こってすぐ)

例文1:我昨天开始玩这个游戏,所以还不知道怎么玩。(このゲームは昨日始めたばかりだから、まだ遊び方がよく分からない)

例文2:我刚看到你女朋友了。(さっき君の彼女を見かけたばかりだよ)

この意味での「才」は、「刚(さっき)」とセットで使われることも多いです。「刚才(さっき~ばかり)」とそのまま覚えても良いでしょう。

[慣用表現]~だけが~できる

例文1只有你,能真正帮到我。(君だけが、私を本当の意味で助けられる)

例文2只有认真学习,能考上大学。(真面目に勉強して始めて、大学に合格できる)

ただ一つの条件の下で、何かの結果を得られることを表します。日本語に訳す時は「~だけが~できる」「~して初めて~できる」「~ない限り~ない」「~なければ~ない」など、色々な言い方ができます。また唯一を表す「只有」はセットで使われることが多いですが、省略しても大丈夫です。

「才」は使い方が多くて、マスターするのに時間がかかる文法です。中々覚えられなくて苦戦する人も多いと思うので、初級者の方はとりあえず基礎編の内容だけでも覚えましょう。

「才」の使い方☆上級編

「才」の使い方☆上級編

・だけ(数が少ない)

・こそ(他と比較して強調)

・気が乗らない、不本意

・強い否定

だけ(数が少ない)

例文:上周推荐的动漫,你看到哪里了?—我看到第一集呢。(先週勧めたアニメ、どこまで見た?—まだ第一話しかみてないよ)

話し手から見て、数や量が少ないことを表します。

こそ(他と比較して強調)

例文:小李是你最好的朋友吗。—不是,你是我最好的朋友。(君の一番の友達は李さん?—いや、君こそが私の一番の友達だよ)

何かと比べて、別の正しい物事を強調するために使います。

気が乗らない、不本意を表す

例文:因为他不愿意做,我来做的。(彼がやりたくないって言うから、(不本意ながら)私がやりに来たんだ)

理由原因を表す「因为」と一緒に使われる場合は。「不本意ながら~する」という意味で使われることが多いです。

強い否定

例文:我不想去那么远的地方。(あんな遠いところなんて行きたくもない)

「才不」の組み合わせで、強い否定を表します。

最後に

「才」は意味が多いだけでなく、日本人には馴染みのない用法ばかりの言葉です。そのため、短い期間でマスターするのは不可能と言っても過言ではありません。焦らずにゆっくり勉強するのが良いですね。「ブンセキチャイナ」では中国語の文法や単語、また中華料理などを紹介しています。ぜひ他の記事もご覧ください!

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