中国語では「上海蟹」や「大闸蟹」と呼ばれます。平均的な大きさは掌くらいで、日本人が正月などに食べる蟹と比べたら、かなり小柄です。中国では昔から、高級料理として上海ガニが食べられていて、お手頃価格になった現代ではたくさんの人が好んで食べています。本記事では八年間中国で生活していた筆者が上海ガニの魅力と食べ方を紹介していきます。
上海ガニ
食べ頃なのは10月、11月頃。値段は大きさによってまちまちですが、100元くらいで食べられるところが多いです。上海の市場で新鮮なものを買うならもっと安く買えます。調理方法はシンプルに蒸して食べるのが一般的なので、自分でもやりやすいですね。
食べ方はというと、まずお腹の殻の端に指を入れて、剝ぎ取ります。そのあとは両手で持って思い切り割り、二等分します。
うひょー!この味噌が濃厚でたまらないです!
そして直接口に運んで器用に食べていきます。
もちろん、殻が複雑に入り組んでいるところもあるので、少し食べにくいと感じると思います。しかし、それは慣れるのみです!(笑)。小さいものだと正直慣れていても食べにくいので、最初は大きめのものを食べることをお勧めします。また、小さいですが足や爪の部分も食べられます。ハサミで殻を切って食べるといいでしょう。
上海ガニを使った料理
中国には上海ガニを使った料理がたくさんあります。特におすすめなのは濃厚な味噌を使った「カニ味噌ショーロンポー(蟹黄小笼包)」。口に入れた瞬間に広がるカニ味噌の味わいは絶品としか言いようがありません。ただ、舌の火傷には注意が必要です(笑)。
ショーロンポーの上にちょこんと蟹肉が乗っていますね。これも美味しいです!
最後に
上海ガニはスムーズに食べるには少々慣れが必要ですが、味は最高です。ちなみにお勧めのお店は、「ディンタイフォン(鼎泰豊)」。ここでは上海ガニもカニ味噌ショーロンポーも食べられます。この店、実は本場の中国だけでなく、東京大阪名古屋にもあります!現地へ食べに行く前に、日本で予習してみてはいかがですか?
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